睡眠負債を返済(解消)して頭スッキリ!!

最近よく耳にする「睡眠負債」という言葉は、

もともとはスイスの医師アレクサンダー・ボルベイが

提唱した概念です。

 

『眠気の強さや睡眠の深さは、

その前に起きていた時間の長さや心身の疲労度に

影響される』ということを説明するために

考え出されたものです。

 

ボルベイは、睡眠か覚醒(目が覚めていること)かは、

体内時計からの信号と睡眠負債のバランスで決まると

考えました。

起きている時間が長いほど脳内に『睡眠物質』がたまって

『睡眠負債』となり、

その負債は眠ることで返済(解消)されるという、

「ツー・プロセスモデル」と呼ばれる考え方です。

 

『睡眠負債』の実態は、まだ十分解明されていません。

『睡眠物質』についても、『アデノシン』が

本命視されているものの、

ほかにも複数候補があるとの事です。

 

『1日7時間睡眠の人が最も寿命が長い』という統計もあるため、

『7時間眠らないと睡眠負債がたまる』と

心配している人もいるかもしれません。

十分な睡眠時間は大切ですが、必要睡眠量には個人差が大きく、

『何時間眠るべきだ』という万人共通の基準はありません。

 

ただ、1日5〜8時間の枠内に9割方の人の必要睡眠量が

収まりますから、この枠内で自分の必要睡眠量を

見極めればいいということです。

『1日7時間』にこだわる必要はまったくありません。

 

それよりも目を向けるべきは、起きている間の自分の状態です。

『昼間眠たくてしかたない』とか、

『頭がスッキリしない』という状態なら、

睡眠不足ということになります。

 

 

生物である以上、睡眠は絶対に不可欠です。

睡眠にある程度の柔軟性と個人差があります。

『睡眠時間』などにこだわりをもちすぎると、

それが不安につながり、かえって不眠を呼ぶことも…。

寝不足がどうかは、起きているときの体の状態を

ひとつの目安にしてみて下さい。